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半田赤レンガ建物 (愛知県半田市)

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 今日は風景の作品です。
珍しく県外の作品になります。

 先日、この建物を見るために、半田市へ行ってきました。
この建物は明治31年(1898年)に竣工したのですが、実施設計が妻木頼黄(つまき よりなか)です。
この人物は、名前の通り、幕末に妻木藩の江戸屋敷で生まれ育ちました。明治期には明治建築界の三大巨匠の一人に挙げられ、日本橋や横浜正金銀行(現・神奈川県立歴史博物館)など、多くの建築物の設計を行いました。

 因みに、この 『赤レンガ建物』 は、竣工時には『カブトビール』の本社工場として建てられたものです。
カブトビールとは、既存の4大ビール会社に立ち向かう、半田から立ち上がったビール会社だった様です。
その後、いくつかの企業の手に渡り、一部は壊されてしまいましたが、市民らの保存運動の結果、完全な消滅の危機を乗り越えて、現在は半田市が所有・管理しています。
平成16年に文化庁 登録有形文化財に、平成21年には経済産業省 近代化産業遺産に登録されています。
訪問当日は企画展が開催中でしたが、通期で一般にも開放されていて、カフェも営業しています。

 構造としては、煉瓦造、一部木造(ハーフティンバー構造)。また、当時のレンガ造り構造としては、5本の指に入る大規模建築であることや、断熱構造建築の先駆的事例であることなど、とても重要な建築物であるそうです。 
ハーフティンバー構造とは、柱・梁・筋違など、軸組みとなる部分を外観に表し、その間をレンガなどで充てんするものだそうです。西洋の木造建築ではよく行われるそうで、言われてみれば中世のヨーロッパの街並みでは見たことがある様な意匠ですね。

 この写真では写っていませんが、北面には戦時中に米軍機からの機銃掃射を受けた跡がそのまま残っています。戦争遺跡としても重要なものです。

 因みに最盛期には、写真手前にあるハーフティンバー構造の部分にプラットホームが設けられて、国鉄半田駅までの私設鉄道が引かれていたようです。この鉄道を使って名古屋は勿論、関東や関西など、遠方への出荷がされていたようです。
そういえば、(現JR)武豊線の半田駅には、日本最古の跨線橋(線路をまたぐ橋)があります。この跨線橋は明治43年11月に完成していたようですので、『赤レンガ建物』 の完成から12年後には有ったことになります。
何だか歴史の重みを感じますね。

次回は、6月14日にブログ更新の予定です。

使用機材:Nikon D4 24-70mm f2.8

パーミル フォトオフィス 写真家の林政司でした。
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プロフィール

パーミル フォトオフィス

Author:パーミル フォトオフィス
岐阜県多治見市,可児市の出張カメラマン、パーミル フォトオフィス(写真家 林政司)です。
建築竣工撮影と経営者プロフィール・ウェディング撮影まで、人生の記念に向き合い、記憶に残す仕事をしております。日本建築写真家協会(JAPS)正会員

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